書く瞑想ともいわれている『ジャーナリング』
マインドフルネス、心を落ち着かせ思考の整理整頓をする手法のひとつです。瞑想と違い、自分の気持ちや感じていることを文字にして、客観視ができます。次から次へと思考が浮かんできて、考えすぎてしまうという人にはもってこいの方法です。
気持ちがモヤモヤ、不安や悩みすぎ
いつも頭の片隅にあって、誰かに相談してもすっきりしない。時間が経つとともにまた同じこと、似たようなことに思考を奪われ、モヤモヤしてしまう。自分の中に「こうしたい」「こうなりたい」と思う気持ちがあるのにそれを自覚できていないから。
✅考えすぎて悩みが増えてしまう
✅今の状況をどうにかしたい
✅辛い気持ちから抜け出したい
✅自分のことをもっとよく知りたい!
そう感じている時間をジャーナリングの時間にあててみてください。
ジャーナリングの効果や変化
「ジャーナリング」を習慣化すると、さまざまな効果が期待できることが分かっています。テキサス大学の社会心理学者、ジェームズ・ペネベイカー教授の調査では、ジャーナリングによってさまざまな心理学的指数やストレス指数が改善することが証明されているそうです。毎日20分間のジャーナリングを5日間連続で実践させ、その後8ヶ月間追跡調査を行いました。ジャーナリングをした人たちは、8ヶ月後の就職率が40%も高かったという結果が出ています。
ジャーナリングの効果や変化として具体的には
・否定的な感情を増幅させない
・知らなかった自分に出会える
・心配事や悩みごとを整理できる
・自分の状態を客観視できる
・モヤモヤとした頭をリセットできる
・集中力が高められる
・雑念のないリラックスした状態になり、ストレスが減少する
・自分の感情や思い浮かぶ自分の思いを受け入れられる
ジャーナリングの参考テーマ20選
いざ「ジャーナリング」を始めようとしても、「何を書いたらいいんだろう?」と手が止まってしまうことがあるかもしれません。あらかじめ書くテーマが決まっていると始めやすい、という方のために、いくつかテーマをご用意しました。やってみたい、書いてみたいと思うものがあれば、お試しください。
トライアルで書き出しやすいテーマ
- 今、どんな気持ち?
- 今、何がしたい?
- 昨日の出来事で気になっていることは?
- 明日どんな日にしたい?
- 今日起こった出来事は?
- 家の中で気になっていることは?
- いらないと思っているのにそのままにしているものは?
- 部屋の中で整えたいところは?
- どこに行きたい?どんなことをしたい?
- 今、欲しいものは?
書き出して、なぜそう思った?どうだったらいい?と自分に質問して、その時に浮かんできたことを書いてみましょう。
自分の気持ちや感情を見つけ、じっくりと見つめるためのテーマ
- 気になって考えてしまうことはどんなこと?なぜ気になるの?
- 自分だけ?とマイナスにとらえていることは?どうして?
- 1か月を振り返って思うことは?どうなっていたい?
- 思い出して悲しくなることは?どんな言葉が欲しかった?
- やろうと思ってもスタートできないことは?何が気になる?
- いらないと思っていること、ものは?そのままにしているわけは?
- 自分のことをどう思う?良いところは?そうじゃないところは?なぜ?
- やめたいのに続けていることは?メリットは何?
- 今、誰に何を言いたい?
- 後悔していることは?どうしたかった?どうなりたかった?
20~30分で書きだして、時間が来たら書いたことを見返して、浮かんできたことや気持ち、思い出したことなどを書き出してみると、自分の中で押さえていた感情や見ないふりをしてきた思いなどが見つかってきます。
自分の未解消の感情は世の中の価値観や他人の評価に振り回され、周りにコントロールされて、いつの間にか自分の選択ではないことを選んでいたり、人に迎合して自分の気持ちを後回しにさせていたりします。
未解消の感情を見つけて自己認識できると、8割の問題は解決すると言われています。
ジャーナリングでモヤモヤ解消、自分がまだ自覚できていない気持ちを見つめて心を整えていきましょう。
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