なんでモヤモヤしてるんだろう?モヤモヤを気付きに変える方法

思考について

「モヤモヤする」

言葉で言うとそんな感じなんだけど、でもこれ、いったい何だろう。なんでモヤモヤするんだろう。ずっと考えちゃって頭から離れない。

そのモヤモヤをスッキリさせたら、余計なことに気を取られずに、やりたいことに集中して取り掛かれたり、人の目を気にせず、好きなことを笑顔でいきいきとできるのに。

でも、どうしたらそうできるようになるんだろう。

そんなあなたに、シンプルですぐできるモヤモヤ解消法をおすすめします。

今回ご紹介するのは、眼を閉じる瞑想や落ち着く呼吸法などが苦手な人にもぜひトライしてもらいたいマインドフルネス方法です。

ビジネス企業も取り入れているマインドフルネス方法

マインドフルネスとは日常の中で感じる心配事や不安な気持ち、仕事や他人からの評価など、つい頭に浮かんでしまうことを鎮め、「今」だけに集中して、今起こっている事柄や行動に対し意識を向けていくことを指します。

マインドフルネスの取り組みは、今回紹介するジャーナリングなどを含め、グーグル、ゼネラル・ミルズ、ゴールドマン・サックス、アップル、メドトロニック、エトナなどの優良企業で実践されているそうです。

マインドフルネスと聞くと瞑想が有名ですが、瞑想しても落ち着かない、目を瞑ると頭の中で色々考えてしまう、時間が気になって集中できない、聞こえてくる音で気が散るなど、瞑想が苦手と感じる人も少なくありません。

そんな人におすすめなのが、書く瞑想ともいわれる『ジャーナリング』です。

 

ジャーナリングって?

ジャーナリングとは、自分の思考や感情、考えていることや感じたこと、経験などを自由に書くことで、頭の中を整理整頓して自分の内面を見つめ、理解を深められる手法です。

ジャーナリングは自分自身と対話して、頭の中で認識化できていない自分の思考を書き出すことで客観視し、自分の価値観や生き方を見つめ直すきっかけになります。

簡単に言うと、心と頭を整理整頓して軽くする方法です。

必要なものは紙とペン。その2つだけ

今回紹介するのはマインドフルネスのメソッドのひとつで、書く瞑想ともいわれている『ジャーナリング』という手法です。
必要なものは紙とペン。その2つだけ。
紙はA4用紙でも、いらないノートでも、ミスプリントの裏でもOKです。もし、続けていきたいと思ったら専用のノートをご用意していただくのもアリです。ペンはいつも使っているボールペンでも鉛筆でも書けるものであればなんでもOKです。
ジャーナリングの基本的なやり方
  1. ジャーナリングは自分の中にある思いや浮かんでくる言葉をそのまま書き出す。
今感じていること、自分のこと、起こった出来事とそれについて自分がどう思ったか、頭の中にある言葉をどんどん書き出していきます。つい、言葉をまとめよう、ちゃんとした文章にしようと浮かんできた言葉を変換しようとしますが、まとめません。全部そのまま、書き出します。

 

2.誤字脱字、汚い文字でもいいから書き続ける。まっすぐ書かなくてもいい。

学校でまっすぐ書きなさいと教えられた私たちですが、文字列が曲がっても紙のどの位置から書いても構いません。曲がってもいいんです。完璧にしなくていいんです。抑えていた気持ちがあふれ出して、書くうちに文字が乱れてきてもいいんです。もし、気持ちがなんと表現していいかわからに、書くことが浮かばない、という時は、波線を書くでも円を書くでも構いません。とにかく書いてください。

 

3.ジャッジせずに書く。
書いていくうちに、嫌だったことや誰かが浮かんできたり、したことされたことが出てくるときのあります。頭の中に浮かんだら、それも全部書いていきましょう。こんなこと書いている私って。。あの人は悪くないし。。、あの人が○○だから、○○のせいで、などネガティブなことも出てくることもあります。こんなこと書いてはいけない、とジャッジせず、正当化せず、自責せず、書いていきます。
4.時間は5~30分程度
慣れてくると時間の設定はいらなくなりますが、初めのうちは時間を決めて行うといいと思います。最初は5分程度から始めて、タイマーなどで時間を図るなどしてみてください。
5.書いたものに目を通して振り返りをする。

ジャーナリングのあとは、書いた内容を振り返ってみましょう。振り返ってみると、何度も同じ言葉を書いていたり、自分の思考に対しての気付きがみつかります。

  • 「私は○○と感じていたのか」
  • 「こういうことで不安を感じやすいのかもしれない」
  • 「私はこれを気にしていたんだな」

さまざまな感情や反応をしている自分を発見しやすいので、書いたものを見返してみましょう。

さっそく始めてみましょう
何はともあれ、やってみないことには始まらない!ということで。
すぐに書き始めるのもいいのですが、最初はテーマがあったほうが良いので、サンプルテーマを3つ上げますので、そのテーマに沿って書き出してみてください。
《テーマ》
  • 今、頭に浮かんできたことは?
  • 気になってることは?
  • 自分をどう思ってる?

まとめ

いかがだったでしょうか

頭で考えるということは、実は認識していない言葉にできていない無意識の言葉を溜めこんでいて、自分で気付かないうちに不必要な雑念が常に頭の中でぐるぐると駆け巡っているような状態です。

思考には癖があり、”この問題はどうしたらいいんだろう” ”あの時こうすればよかった”と、同じことを何度も繰り返し考えていたり、困りごとについて”どうすればいいんだろう”と考えていても、どこかで”今日の夕飯どうしようかな”と考えていたり、片づけたい困りごとがいつまでたっても片付かない、問題と思うことを集中して考えようとしても、他の思考が次々と浮かんで、いつの間にか違うことを考えていたりします。

ジャーナリングは、思考をいったん外に出し、文字化して客観視して整理整頓していくので頭(思考)の断捨離にもなります。

日記も同じでは?と思うかもしれませんが、日記とジャーナリングの違いは、日記は毎日の出来事を記録するのが主、ジャーナリングは自分の内面に積み重なって混雑した思考に重点をおきます。

誰にも見せるわけではないので、書いたら捨てても構いません。

紙とペンがあれば、どこでも何時でもいつでもできるジャーナリング、ぜひトライしてみてくださいね。

 

ジャーナリングは1人で取り組むため、解決できない悩みや問題も出てくる可能性があります。ひとりジャーナリングの限界を感じたら、無理をせずにコーチングを受けることがおすすめです。グループでのジャーナリング体験をしてみたい方はこちらからご参加ください。(2024年6月~)

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました